受難週(Passion Week / Holy Week)
受難節の最後の1週間を受難週と呼んでいます。(今年は4月13日~19日)
主イエスが十字架の死へと歩むお姿に思いを寄せ過ごします。
棕梠の主日(Palm Sunday)(4月13日)
いろいろな地方で伝道を行なっていた主イエスが都エルサレムに入った日です。群衆は自分たちの今の生活の苦しみを救ってくれる王様が来たと喜んで、勝利の印の棕梠の葉を道に敷いて歓迎しました。
(しかしその数日後、自分たちの思い描いていた王(指導者)とは違う、として死刑にしろと叫びます。)
洗足木曜日(4月17日)
主イエスは自らの手で弟子たちの足を洗い、互いに仕え合うものとなるよう教えられた日です。
そののち最後の食事を弟子たちと共に囲み(最後の晩餐)、パンと杯を取り、主を記念する聖餐を制定されました。
祈られた後、裏切りにより逮捕されました。
受難日(Good Friday)(4月18日)
主イエスが十字架につけられ、死を遂げた日です。
聖書やキリスト教会の歴史を通しても、この日は悲しみの日という姿が強く示されますが、英語ではgood と表します。一説では「敬虔な、神聖な」という今では使用されなくなった good の意味からきていると言われています。
復活日(Easter)(4月20日)
主イエスは墓に葬られ、一度陰府(よみ)に下りましたが、死にも打ち勝ち、復活されたことを祝う日です。
主イエスの十字架の死を通して私たち人間の罪が贖われ、新たな命に生かされる大きな恵みに感謝します。
なお復活日は、春分の日の後の満月の日の後に迎える最初の日曜日と定められています。今年の春分の日(3月20日)の後の満月は4月13日でしたので、4月20日が今年の復活日となります。